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フジ・ニュース 第7号 「さび止め塗料 JIS規格」
- フジ・ニュース
- 2017.5.29
塗料を永年販売している中で、問い合わせの多い「さび止め塗料のJIS規格」について今回はお話致します。
JIS-K 5629(亜鉛メッキ用さび止め)
⇒ 原料に鉛を使用していたため昨年 JIS規格 廃止
⇒ 後継規格として JPMS28(日本塗料工業会規格)が建築仕様書に記載されるようになる
JIS-K 5625(屋外鉄部用さび止め)
⇒ 原料に鉛を使用していたため昨年 JIS規格 廃止
⇒ 後継品として 鉛クロムフリー の JIS-K 5674 が発売となる
JIS-K 5621(一般さび止め)
⇒ 家庭塗料メーカーの販売している安価なさび止め塗料は、一般的には5621タイプ
【要 点】
現場でJIS規格のさび止め塗料の引合いがあった際には、JIS規格に関する書類の提出を求められることも多いですが、いずれのメーカーもJIS規格品は16Kg(石油缶)でしか販売してきませんでした。わずかな量しか必要ないのに、書類を取得するために16Kg缶を購入して頂くことになっていました。
そこに目を付けたのがサンデーペイントの『さび止めスプレー』シリーズです。
中身がJIS規格品であることを証明する《充填証明書》を発行してくれますので、スプレー缶1本だけ購入すれば《充填証明書》を取得することが出来ます。
(但し、「74スプレー」と「21スプレーPro」のみ)
ではなぜ、《充填証明書》 なのか?
⇒ そもそもJIS規格にはスプレー塗料の規定が無いためです。JIS規格をスプレー缶や小缶に詰替えただけでも、JIS規格とは言えなくなります。
なお、混乱しやすいですが、サンデーペイントが販売している『亜鉛メッキ面補修用スプレー(JPMS28適合品)』は《充填証明書》が発行されません。なぜなら、JPMS規格はJIS規格とは全く異なり、小缶に分けようとスプレー缶に充填しようと関係なく認定が取れるそうです。